特務機関構成員は要するに軍属である。総ての任務は軍務であり上官の命令は絶対である。滅多な事ではそれを翻す事はできない。ので、
「あー、頭いてー……こりゃ二日酔いだー」(シロ)
とか言う場合は場合によっては上官若しくは同僚によって医療棟に連れて行かれ、強烈な薬剤などを投与され、無理やりの回復をさせられる。その他の疾病の場合もほぼ同じである。体調不良による突発休暇は、部隊が待機任務中の場合には容易に承諾されるが、その理由如何によって却下される事もしばしばである。要するに、
「頭いてー、とか言うと、すんげーきっつい薬飲まされて、そんで次の日腹がいてー、とか言うと胃洗浄にかけられて……」(マチルダ)
「いやーっっ。そんなのいやーっっ」(マデリン)
……そんなんだったらロボトミー手術でもした方がいいじゃん特務機関構成員……因みに戦闘による負傷で手足がもげた場合には最先端技術によって生とほぼ同レベルの義手、義足が無償で提供されるが、そのためにドゥーローにはパイロット全員の身体データが集められている。毎月のように健康診断も行なわれ、時として「生活習慣の改善」が最重要任務になることもある。
まぁ色んな意味で人権的に問題があるところである。でも軍隊ってそういうもんだよね。
「うぉーっ、俺にアルコールを飲ませろー!!のーまーせーろー!!」
「グランド中尉、週二日の休肝日くらいでそんなに騒がないで下さい」
終(何)