2010年7月16日(金)~7月19日(月)
【その2】
【奇跡の生還、本当に死ぬかと思った編】

【棚山ファミリーランド】
| 7月18日(日)、その日の朝は静かに明けた。 みなさんは渓流釣りに出掛けて危ない体験をされた事はありますか?私は今までに2回程経験をしております。 一度目は、木曽川支流の「柿其渓谷」で、川の中州で竿を出していた時、大雨で増水してきた事に気が付かず釣りに夢中になっていて戻る場所が無くなってしまったんです。岸に近い場所を探し広い中州を上流・下流と慌てて走り周り、増水した川の中に微かに見える石をめがけて思い切り飛び、何とか戻ることができた。 二度目は、一時期「天竜差し」と呼ばれる大物アマゴ釣りにはまった時期があり、毎週のように週末は長野県の松川市の天竜川本流へ一人で通っていた。 ある大雨の翌日、増水しているのは承知で本流へ向かった。やはり川は濁流と化していた。せっかく来たのだから流れの緩い場所を探してちょっとだけでも竿を出してみようと、河原にあるコンクリートブロックの上を歩き出した。そしてその上にあった泥の上に差しかかった時、両足を滑らせて思い切り転倒し、背中を打ちつけた。しかも、もう少しでブロックからずり落ちる寸前だった。その先には暴れ狂ったように濁流が流れていた。 そして、3度目の恐怖を今回味わうとは思ってもいませんでした。まあこの釣行記を書いているのだから、神様やつかさくんに感謝ですね。 前置きが長くなりましたが、本日の予定では今回の釣りのメインである「青海川」です。少しでも増水と濁りが収まるように最終日に予定した。 朝5時に宿を出発し、最初の目的地の青海川の支流へ向かった。7月ともなれば草木が伸びて入渓が難しいかなとは思いながら30分ほど掛けて山道を登った。 入渓地点では、やはり頭より延びた草木を見て釣り欲をそがれた。そして橋の上から竿を出してみたが無駄であった。 |


| 次にいつもの「青海川」の堰堤を目指した。ここは最後の砦だ。期待に胸を膨らませながらいつもの坂道を軽快に下って行った。見えてきた堰堤は程よい水量でしかも濁りは一切無かった。 高鳴る期待で、エサを付ける手も震えがちだ。いつものように左右に分かれて竿を出した。だが甘くは無かった。 待てど暮らせど一切アタリ無し。泣けてきた。ガックリだ。 つさかくんを見ると早くも、最も得意としている下流の小堰堤へ降りて行った。それでも、もう少しと粘ってみたがダメだった。 つかさくんに合流して小堰堤で竿を出してみるが、小魚の姿も一切見えず、発見したのは前回には無かった大岩がドカンと居座っていたことだ。 たぶん今回の大雨で上流から流れて来たのだろう。大雨でイワナは全滅してしまったのだろうか? |

| 二人、トボトボと下流へ向かって歩く。 いつもなら一度、道まで上がってから下流で向かうのだが、水量も少ないとみて川通しで下って行った。 思えば前回も同じ場所を渡っているのでと油断をしてしまったのかもしれないが後の祭りというやつですわ。 最初につかさくんが軽快にジャンプをして横切った。距離は1m半くらいだと思う。 次に私も同じように飛んだ。足も着いた。 「ええっ~っ!!、」、何かバランスが後ろに掛かっている気がする。 そして、そのまま後ろ向きに急流の中に・・・・落ちた。目の前には水しか見えない。流されるのか??。 何か摑まる物はないかと左手を伸ばしたが、着地した岩でつるつるとした翡翠の原石らしい岩しか無いが、必死で手を延ばして流されるのを堪えた。 そしてふっと顔が水面に出た。デイバッグを背負っていたので浮力となったのかもしれないが、おかげで状態が見えた。 足は両足ともズボンの空気で浮いた状態で、必死に左手だけで岩にしがみついている状態だった。しかも流れの強い落込みだった。 そしてつかさくんが手を伸ばして私を呼んでいるのがはっきり聞こえて来た。 左手は体を支えているので延ばせない。 そして、つかさくんがデイバッグの肩紐に手を掛けてひっぱり上げてくれたのだった。 気がつけば、右手にはしっかりと竿が握られていた・・・・。 しばらくは放心状態であった。気を落ち着かせようとタバコを取り出したら水没状態だった。 足も考えているとおりにはついてきてないですね・・・もう引退なのか?? つかさくんに感謝、そして神様・ご先祖様に感謝です。 |

| この暑さのせいで、濡れた服もしばらくして乾いた。 このままじゃボウズじゃんと気がついた。 「田海川」の尺イワナの一発狙いと決め込んだが水量が多くてダメ。 コンビニで昼食を買い込み、親不知の道の駅では目の前の海岸で海水浴をしているビキニギャルを眺めながら鋭気を復活させた。 この後、「境川」に行ったが、いつものポイントは全て砂で埋まっていた。久しぶりにその上流まで足を延ばして竿を出したがアタリすら無かった。もう行くとこないです。 釣堀の看板を見つけて、誘われるように山を登ってゆくと大きな池が現れた。 「棚山ファミリーランド」と書いてある。 確かに釣堀だ。だが、へらぶな釣りと書いてあった。 |


| もう時間も残り少なくなってきた。 昨日「バーデン明日」の温泉行った時、「○釣山」の看板をつかさくんが見付けていた。釣りの山? さすがに釣りの看板には目ざといつかさくんである。 地図かあらすると、どうやら「舟川」の上流であることが判明した。 看板目当てに川伝いの道を登ってゆくとよさそうなポイントがあった。 でも途中に怪しそうな要塞のような民家が一軒あったので、その上流で竿を出してみたが何にもおらず、ついにジエンドとなった。 宿に戻るとボーイスカウトの子供たちが夕食の準備をしていた。 缶ビールを飲みながらその様子を眺める。丸椅子も人数よりたくさん用意されており、椅子取りゲームでもあるのかな。 その子供たちが、「隊長、隊長」と呼ぶ度に、ビクッとして振り向いてしまう自分がいた。 休憩後は温泉に行き、その後「キトキト寿司」をたらふく食べて戻ってくると、こんどはキャンプファイアーが始まるところだった。 今日はなんか凄く体が疲れているような気がする。そう、子供の頃プールで泳いだ日の夜はすぐに眠くなったのをなぜか思い出した。 今日泳いだっけ?。 そうそう、子供からキャンプファイアーや踊りに誘われると断れないし、早めに電気を消した。 ふとんの中に入ったあとはどうやら何度もうなされたようだ。 次はいつ行こうか。 |

釣行記へ戻る
トップページへもどる