2004年5月21日(金)〜5月22日(土)
【 その1 】

| 『プロジェクトX プロロ−グ T』 男の背中が泣いていた。 完全なまでに打ちのめされた。 事件は4月30日のS川での事だった。 自信に満ちた男は当然のように、その大物を仕留めるべく準備は万端のはずであった。 そして、その時はすぐに訪れた。 大きなアタリ、水中に引き込まれる仕掛け。 男はすぐに手馴れた手つきで対応した。 男は叫んだ「もらった!!尺上の大物だ」 だが、次の瞬間、信じられないことが起こった。 男をあざ笑うかのようにその大物は一気に下流へ走ると、 ジャンプ一番ハリスをブチ切り去って行った。 だが、男を待っていた運命はこれだけではなかった。 男は勇敢にも、再び立ち向かった。 同じ場所にもう一度挑んでいった。 だが、またも同じ結果が待ち受けるだけだった。 男は、風に揺れる仕掛けを呆然と眺めるだけであった。 そして、 『大物が・・、私の大物が・・・』とうわ言のように繰り返し、 あとは聞き取れなかった。 男は泣いていた。 そして、男の脳裏にはあの歌が渦巻いていた。 そう、中島みゆきのあの歌であった 『地上の星』 ♪♪ 風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく 草原のペガサス 街角のヴィーナス みんな何処へ行った 見守られることもなく 地上にある星を誰も覚えていない 人は空ばかり見てる つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう 男の挑戦はこの時から始まった。 |

| 『プロジェクトX プロロ−グ U』 男は悩んでいた そして模索していた 何故だ、何故釣れない!! 繰り返す失敗に周囲からも見放され、 そして、やがては忘れ去られて行くのだろうか。 だが、男は決して諦めることは無かった。 男の趣味は釣具店巡りだった。 とある日、ぶらりと寄った釣具店で衝撃を受けた 渓流コーナーに空から一筋の光が真っ直ぐに注いでいた 男は眼をこすり、もう一度見てみた 間違いない 男は一直線に駆け寄った そこで見た物は・・・・。 |
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